賃貸オフィス情報誌 「Office Eye」記事

[Area Close Up] 青山のバラード‐骨董通り‐

 

青山通り(国道246号)の青山5丁目交差点と、六本木通り高樹町交差点を結ぶ骨董通り。常に人と車が行き交う青山通りから離れ、直線距離で1kmにも満たない南青山の小径には、常に上品でモダンな空気が流れている。

高樹町通りの個性:骨董通り


  1990年代初頭までは郊外の住宅街だった青山周辺は、交通網の整備により急激に発展。当時骨董通りは高樹町通りと呼ばれ、都電が走り、2階建て建築が軒を連ねる一般的な通りだった。そして1941年、南青山6丁目に根津美術館が開館したことにより、高樹町通りに個性が生まれた。
 実業家・根津嘉一郎氏が蒐集した日本・東洋の古美術コレクションを収蔵する根津美術館周辺には、国内の骨董を扱う業者が集まるようになり、渋谷や六本木に比べ比較的地価が安価だったため、往時には数十件の骨董店が軒を連ねていたという。

『南青山骨董通り』

 高樹町通りは、ある唄がきっかけで骨董通りと呼ばれるようになる。
 現在TV・メディアなどで活躍している古美術鑑定家・中島誠之助氏も、かつてはこの通りで骨董店を営んでいた。中島氏は、骨董店が連なる高樹町を海外の骨董街のように特別な通りにしたいと考え、1979年に唄を作詞。飯田三郎氏が唄を付け、真咲みどりさんが唄った『南青山骨董通り』が完成する。当時骨董通りはメディアの注目を集め、一躍観光名所となり、以後骨董通りという名が定着した。

青山のモダンストリート

 骨董というモダンな芸術で彩られていた通りにも変化の波は訪れ、かつて大きな賑わいを見せていた骨董店は、影を潜めることとになる。そして現在では、海外の有名ファッション・ブティックやインテリアショップ、カフェ、ギャラリーなどが立ち並ぶモダンストリートへと変貌を遂げた。時代は流れ、街の様相は変化すれど、骨董通りは、その名の響きが象徴しているように、青山にモダンな彩を与えていることに今も昔も変わりはない。


青山のモダンストリート

  骨董というモダンな芸術で彩られていた通りにも変化の波は訪れ、かつて大きな賑わいを見せていた骨董店は、影を潜めることとになる。そして現在では、海外 の有名ファッション・ブティックやインテリアショップ、カフェ、ギャラリーなどが立ち並ぶモダンストリートへと変貌を遂げた。時代は流れ、街の様相は変化 すれど、骨董通りは、その名の響きが象徴しているように、青山にモダンな彩を与えていることに今も昔も変わりはない。

千住博「黎明」0F日本画

骨董通りのアートギャラリー『新生堂』のオーナー畑中昭彦氏に、街の魅力や日本アートの現在について伺いました。

骨董通りのギャラリー『新生堂』

 骨董通りの路地をすこし入った小径の先に、『新生堂』はある。1994年のオープン以来、日本美術界を支え、活性化させてきた、骨董通りになくてはならないアートギャラリーだ。「新生堂では、千住博、中島千波、藪内佐斗司など、日本画壇を代表する作家の作品を中心に、日本の心をもった作家の作品を扱っており、基本的に月二回のペースで博覧会を行っています」

 新生堂は、当初1981年に銀座3丁目にオープン。そして1994年に骨董通りへ移転。

「この通りを選んだのは、私が学生時代のお茶の先生のお宅だったんです。当時からこの街の雰囲気が好きでしたし、なにより私の大好きな根津美術館が近くにあります。根津美術館は私にとってパワースポットですから(笑)

 オープン当時、骨董通りにギャラリーや貸画廊はいくつかありましたが、どこでもコンテンポラリーアートばかりで、うちのようなギャラリーはありませんでした。銀座の頃は近所のギャラリーを巡ってうちにやってくるお客様が多かったのですが、ここでは一見さんはほとんどいません。そこでニューヨークのギャラリーのように、アポイントを入れていただいてから来ていただくようにしたかったのですが、そうもいきませんでした。

左の写真の中:左から内林武史 Flying sofa[pragmatic508]、「穏やかな休日の為の機械[Deep blue object]、「交錯する日常“Daily”」/内林武史「機械との対話dv-mw1910」/籔内佐斗司「朝露堂子」ブロンズ/岩田壮平「都波喜」日本画

 

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新生堂

営業時間/11:00-18:00
休   廊/日・祝祭日
TEL 03-3498-8383
www.shinseido.com
作品に関しましては下記までお問い合わせください。
art@shinseido.com

<展覧会開催予定>

○8月25日~9月4日「第14回 新生展」
毎年恒例の弊社が主催している公募展。入賞、入選作品が一堂に並びます。
○9月8日~9月18日 仮題「千住博とゆかりある作家展」/仮題「祝迫芳郎展」

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