街・オフィス・発見

日本有数のオフィス街である新橋。古くから交通の要所である新橋は、道路・鉄道ともに東京の中心ともいえるアクセスのよさが魅力です。また、銀座に隣接しており、オフィス街と繁華街の顔を併せ持ちます。すでに開発の進んでいる汐留に加え、新橋〜虎ノ門間の環状2号線(通称マッカーサー道路)の整備により、さらなる発展が期待される要注目のエリアといえるでしょう。

江戸の発展とともに成長
再開発により都市機能が充実

高層ビルが建ち並び、多くの人が行き交う新橋・汐留エリアですが、江戸開幕以前は日比谷の入り江として知られる低湿地帯でした。江戸初期に行われた大土木工事によって武家地として造成。東海道に接することから、中小の大名および高級旗本の屋敷が連ねました。東海道は設定当初、現在の芝一丁目付近が起点でしたが、増上寺前の浜辺を埋め立てて起点を日本橋まで延長。このころに、新しい橋がかけられ「新橋」の名が生まれたといわれています。 明治5年、新橋〜横浜間に蒸気機関車が走ったことは殊に有名ですが、小説家 永井荷風も好んで通ったという逸話があるほど豪奢で洒落た駅舎は、東京の玄関口として活気を集めました。その後、東京駅の完成にともない国鉄汐留貨物駅として利用。平成に入り、汐留土地区画整理事業によって、国際都市にふさわしい景観と都市機能を兼ね備えた最先端の街へと生まれ変わりました。

新橋駅地下鉄入り口

▲新橋駅地下鉄入り口
新橋駅はJR、ゆりかもめ、地下鉄銀座線・都営浅草線が乗り入れ、通勤にも便利です。

新橋駅前SL広場 旧新橋停車場

▲新橋駅前SL広場
新橋駅前のSL広場。都心では珍しい歩行者専用の駅前広場で、街頭インタビューがよく行われています。

▲旧新橋停車場
1827(明治5)年開通した日本最初の鉄道ターミナルを再現した旧新橋停車場。内部には鉄道歴史展示室があります。

マッカーサー道路の整備によって
都心と臨海をつなぐ大動脈が完成

マッカーサー通り

東京都市整備局再開発事務所
東京都建設局第一建設事務所発行
事業概要2007 1pより掲載

江戸時代から脚光を浴びてきたエリアが、さらなる変貌を遂げようとしています。環状第2号線新橋・虎ノ門地区、通称マッカーサー道路が2011年度(予定)に開通。立体道路制度により、道路とビルが共存する新しい街へと再開発が進んでいます。 当初、環状第2号線は、第二次世界大戦直後の昭和21年に新橋から赤坂・四ツ谷を経て神田まで延長9.2km、幅100mの道路として都市計画決定されました。連合国軍総司令部(GHQ)が虎ノ門の米国大使館から竹芝桟橋までの軍用道路整備を要求したなどの俗説があり、この区間の計画はいつしか「マッカーサー道路」と称されるようになりました。しかし、昭和25年に道路幅は40mに縮小、実現を見ないまま長期間が経過していました。環状第2号線は、すでに神田佐久間町から赤坂を経由して虎ノ門まで供用(外堀通りの一部)され、有明〜新橋間の延伸整備も完備。この両区間をつなぐ、通称マッカーサー道路の整備がいままさに急がれています。

汐留の工事現場 新橋側では環状第2号線の工事が急ピッチで進められています。

いち早く国際金融拠点機能を強化
 アジアを代表するビジネス都市へ

計画では環状第2号線の新橋〜虎ノ門間の本線部分を地下化するとともに、沿道宅地のアクセス機能を持つ側道を整備。また、3つの街区からなるシンボルタワーの建設も進んでいます。広々とした歩行者空間とそれに面した店舗の配置、植栽の整備も行われており、オフィスで働く人も住人も、居心地よく過ごせる環境が誕生します。 また、政府は「環状第2号線新橋周辺・赤坂・六本木地域」を国際金融拠点機能強化を先行させるエリアとして決定。良質なオフィスの供給を促進するなどビジネス環境の充実や、外国人が働きやすく暮らしやすい受け入れ体制として、インターナショナルスクールなど教育や生活環境の充実を図ります。国際的にみて、活力に満ち溢れたより魅力ある街、アジアを代表する都市への発展が期待されています。

再開発が進む虎ノ門

今後、再開発が進む虎ノ門。桜田通りにあるひときわ大きな建物は、再開発のシンボルタワーのひとつで2007年3月に完成した高層マンション、グランスイート虎ノ門。

虎ノ門外堀通り ランドマーク的ビルのJTビルがひと際目を引きます。

虎ノ門外堀通り 開発が進む地域の案内板が設置されています。

バックナンバー