今日からできるCOOLなオフィス
オフィスを快適に! 環境に優しいクールビズ 今日からできるCOOLなオフィス
 暑さも本番になると、悩みの種となるのがオフィスの温度です。エアコンの設定温度をめぐって静かな攻防を繰り返す前に、オフィスの快適性を見直してみては? いくつかのポイントを見直すだけで、オフィスはぐっとCOOLにできるのです。
すっきりしたオフィスレイアウトは見通しと気分が良いだけでなく、風通しもよくなります。空気の流れをスムーズにするために、オフィスは常に整理された状態であることが必要です。

1)オフィスの室内温度をチェックしよう
 人によって体感温度が異なるオフィスの冷房。男性には暑がりが、女性は冷え性が多いなど個人差もありますが、もっと物理的な理由があります。オフィスにはさまざまな機器があるので、席によってはエアコンの冷気が届きにくく、ほかの場所よりも周辺の気温が高くなってしまうということがあります。オフィスの室内温度が場所によってどのくらい違うか、一度「エアコンの効き」を計測してみましょう。同じ部屋なのに、温度に大きな開きが出ている場合は、デスクや書棚の配置を見直してみる必要があります。 こうした室内温度のムラが起きてしまう原因の1つが、オフィス内にある思わぬ障害物です。エアコンの吹き出し口の前に、ロッカーやパーテーションがあったり、雑然と物が置かれていると、部屋全体に冷気が行き渡りません。また、まとめて配置されたOA機器が出す排気のため、ある一箇所だけ暑くなってしまうこともあります。まず、邪魔なものを除いて、エアコンの冷気が部屋に行き渡りやすい環境を作りましょう。うまく空気の流れを作れないときは、扇風機で空気を送ったり、冷風機で部分的に冷やすなどして、室内温度が全体的に下がるよう工夫しましょう。
  社内でノーネクタイの日など、夏の軽装を推進することも良い方法ですが、それができないときは、厚着をしやすい営業職はエアコンの近くに、薄着をしやすい事務職などはエアコンから離れた席にする、と配置自体を変えてしまうのも方法の1つ。夏場だけでも席順を変更すれば、社員やスタッフにとって快適なオフィスに近づけることができます。

2)窓からの日射しをカットする
 南向きのオフィスでは、差し込む日光が強く、昼になると室内温度が上がってしまうことがあります。西向きのオフィスでも、時間によって西日が強くなりますね。しかし、暗い印象になるので、カーテンを締めたくない企業も多いことでしょう。一般家庭では、こういうとき葦簀を用いますが、ビルではなかなか難しいもの。そんな場合は、遮光シートを利用すれば、ビルの外観を変えずに日差しをシャットアウトすることができます。
 日差しを遮るとともに、建物全体の温度を下げ、さらにCO2(二酸化炭素)まで減らしてしまうという方法もあります。それが、ここ数年自治体や教育機関で広がっている「緑のカーテン」です。これはビルの外側でゴーヤやへちま、朝顔、ふうせん蔓などの一年蔓植物を育て、夏の間だけ窓や壁を覆う天然のカーテンを作るという取り組みです。遮光効果のほか、植物の活動による蒸散作用を期待でき、建物の室内温度を下げるのに役立ちます。一般家庭でも広く取り入れられており、取り組む企業も増えてきました。また、景観の美しさと、オフィスに緑が増えることもあり、実際の気温低下以上に、視覚的な涼感が高められる傾向にあるようです。
 植物を扱うため、水やりや剪定、掃除のほか、季節の終わりには撤去するなど、一定の管理が必要になりますが、CO2を積極的に減らしていくという点では、クールビズを一歩進めた取り組みと言えるでしょう。
 なお、東京都では、ヒートアイランド対策の一環として壁面緑化を推進するため、『壁面緑化ガイドライン』を取りまとめています。この資料では、ヒートアイランドなどに、壁面緑化が実際にどれだけ効果があるのか、調査結果を読むことができます。

参考資料・写真提供 : 東京都環境局、 株式会社タニタハウジングウェア他

そもそもクールビズとは?
クールビズ(COOL BIZ)とは、2005年に開始した環境省が中心となっている温暖化ガス削減のための取り組みです。すべてのオフィスで夏場のエアコン設定温度を28℃にすることで、ひと夏で最大約290万トンの二酸化炭素を削減できるとうたっています。2006年にはクールビズ開始前と比べて約114万トンの二酸化炭素を削減できました。この名称は、"エアコン設定温度を28℃にしたオフィスで快適に過ごすビジネススタイル"の一般名称として親しまれています。

壁面緑化の事例
   
【下垂型】
【プランター・ユニット型】
【巻き付き登はん型】
壁面上部もしくは屋上部にプランター等を設置し、そこから植物を下垂させて壁面を覆うタイプです。原則として壁面に直接付着しません。利用可能な植物は余り多くなく、事例もまだ多くありません。   プランター型は壁面に設置したプランターから植物を登はんあるいは下垂させて壁面を覆うタイプ。ユニット型は壁面に植栽基盤を設置し、そこに植物を生育させるタイプです。ともに壁に直接もしくは補助資材などに設置します。花など様々な植物が植栽可能となるため、高いデザイン性が期待できます。   ネットや支柱などの支持体を設置し、そこに植物を絡ませて壁面を覆うタイプです。原則として壁面に直接付着しません。景観上のアクセントやランドマーク的な効果を期待して用いられ、比較的小面積でも用いられます。

より涼しくしてくれるクール・アイテム
オフィス全体の暑さ対策に加え、自分に最適な環境を作ることも大切。クールアイテムをうまく利用しましょう。
   

【USB卓上扇風機】
(USB-TOY25)

暑くなりやすいパソコンでの仕事をする人には、USB扇風機がぴったり。サイズは小さくても涼しさを感じるには充分なだけの風力があります。
価格:1,554円
問合せ先:サンワサプライ(株)
TEL:086-223-3311

  【アルミ製ノートPC用クーラーパッド】(TK-CLNA4)
デスク上で部分的に温度を上げてしまうノートパソコン。熱暴走を防ぎ、快適に操作をするには、本体を冷やすパッドを使うと便利です。
価格:5,754円
問合せ先:サンワサプライ(株)
TEL:086-223-3311
  【ウォータークールスカーフ】
あらかじめ、スカーフの内部にある特殊高分子ポリマーに水を含ませておき、首の回りに巻いて使います。水分の気化熱によって体温を下げてくれるスグレモノです。
価格:966円
問合せ先:イトヤ(株)
TEL:0284-42-1535