今話題のコンサルティング会社「リンクアンドモチベーション」に聞く
新オフィスとワークスタイル
 2004年11月29日、汐留の日本テレビビル20階に、リンクアンドモチベーション(以下LMI)の東京支社がオープンした。LMIは、モチベーションエンジニアリングという独自の技術による組織と個人の変革を手がけるコンサルティング会社である。
2000年創業のベンチャー企業である同社が汐留にオフィスを構築した意図とそのワークプレイス・運用のポイントをレポートする。

●エリア単位の空間感
 LMIの本社オフィスは「世界の偉人」というテーマのもと「部屋」を単位に個性を持たせているが、今回構築した東京支社は、約600坪という大空間を「エリア」(会議室、執務エリアなど機能・用途を異にするスペース区分)単位として構成されている。
「空間に色付け」する(エリア毎に独自の空間感を持たせる)事で、利用者がエリアに合わせたモードに自然と切替えられるよう、ステップやライティングなどの工夫がなされている。
オフィス内には仕切り壁がなくオープンスペースが広がる
●空間構築のテーマは「SHIP」
 この空間構築にあたっては「SHIP」というテーマ(共通メタファー)を掲げており、接客用の会議室「キャビン」、執務スペース「ブリッジ」などのエリアが展開されてる。LMグループが第二創業ともいえる大きなステージチェンジを迎えるにあたっての象徴的存在であるこの東京支社(汐留オフィス)は、大海に出てこれまでには遭遇しなかった様な大きな波も存在するだろうが、クルーひとりひとりが進路を見据えオールを手に取り、全員が力を合わせて目的地に向かって邁進しようとする意志が込められている。
経営方針や重要なプレゼンテーションを行うコンパスルーム

SHIPの乗船時のイメージを展開するエントランス受付

フロア床に段差をつけることで、スペースを仕切る新しい発想
東京支社の入る日本テレビビル外観20階のワンフロア約600坪を占める
接客用会議室キャビン

ホールの壁も船のイメージを演出

●「ホーム&プロジェクト」スタイル
 最も大きなポイントは、タスクマネジメントの観点からオフィス創りがなされている点である。「ホーム&プロジェクト」という考え方のもと、組織単位でまとまる自席(ホーム)と案件単位で集まるコラボレーションスペース(プロジェクト)をひとりひとりがエリアを選択することで空間(モードチェンジ)と時間(タスクマネジメント)をコントロールしながら仕事ができるようになっている。毎日終業時に、作業ファイルを厳重に保管。機密文書管理にも万全の体制を確立している。
ホームのあるブリッジは明るく快適
チーム単位でワークするプロジェクト